Mega-ton Water System
栗原 優 00-01 MOVIE 動画:00分41秒 00-02 MOVIE 動画:03分26秒 研究者へのホームページ
研究の進捗状況インタビュー
海水淡水化逆浸透膜の高性能化において、20%の省エネルギー化が可能な世界最高レベルの低圧海水淡水化逆浸透膜を開発しました。同膜エレメントの大型化では、16インチ径が最も経済的であるとの結論を得ました。さらに、海水淡水化ブライン(濃縮海水)からエネルギーを取り出す実用化試験において、世界最高レベルの性能を得ました。

21世紀型水処理基幹技術を日本イニシアティブで構築し、世界の水問題解決に貢献する

世界の人口増加、特に都市への人口集中に伴うメガポリス化への対応と、水環境の持続性、低炭素化社会実現のために、最先端要素技術とシステム技術を、オールジャパン体制で開発

環境・エネルギーに配慮した低コストな
インテリジェント・メガプラント

地球を取り巻く環境問題の中でも、水不足や水質汚染などの水問題は、食糧やエネルギーの問題と並んで、人類の大きな課題です。この問題解決のため、海水の淡水化や下水の再利用などの水処理システムが開発され、すでに実用化されています。2000年以降、1日あたり10万立方メートルの淡水(約40万人分の生活用水相当)を確保できる大型プラントが、世界中で急激に建設されています。しかし、水問題は年々深刻化しており、今後さらに大規模なプラントが必要になると考えられています。そこで、大型のプラント建設にともなう環境破壊や、大量のエネルギー消費に配慮した新たな水処理システムの開発が求められているのです。このプロジェクトで現在研究中のMega-ton Water System(メガトン水システム)では、世界最高レベルの低圧海水淡水化逆浸透膜エレメントとその大型化、耐腐食性配管材料、浸透圧発電、エネルギー回収等の要素技術と共に、ケミカルレス海水淡水化システム、1mega-ton(100万m3)/日規模(約400万人の生活用水相当)インテリジェント大型海水淡水化プラントのシステム技術開発、さらに革新的な下水処理システムでは従来の資源消費型から資源生産型へのパラダイムシフトを図り、環境、エネルギー、コストに配慮した実用化技術の開発を目指しています。


安全な水の確保だけではなく、
発電や下水処理など、
人類に密接にかかわる技術の開発へ

水の消費量は人口増加率の2倍で伸びると言われています。世界の人口増加と経済的発展を踏まえ、今後、水の量と質をどう確保していくかが非常に重要な課題です。このプロジェクトは、メガトン水システムの実用化により、将来、多くの人々に安全な水を届けることを目的としております。この研究が、淡水と海水の浸透圧の差を利用した発電や革新的な下水処理システムなど、人類に密接にかかわる重要な技術の開発にもつながっています。


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